その3からの続きDEATH
オープンマイク終了後はしばし休憩をはさんで(多分)、第2部の開始です。
6人の出演者による詩の朗読(じゃない人もいたケド)。
最初の出演は、若原光彦氏。
最初に前フリがあってその後に朗読、そして前フリの続きのようなエピローグ、というとてもキレイな3段構成で詩を朗読していました。
んが、
ワタクシ的には、まとまりすぎていまヒトツですた。
構成も分かりやすくて意外性がないっつーか。まあ意外性なんてなくてもいいのかもしれないんですけど。
ちなみに次回バズーカの司会は、鈴木陽一レモン氏から若原氏に代わるらしいです。
若原氏は、照明がいきなり暗くなったらレモン氏のようにカンパツ入れずに「おおっとムーディー♪」とかいうユーモアセンスを持ち合わせているのでしょうか?
彼らしい司会をまっとうされることを期待していまふ。
2人目は青流星☆ゆうこちゃん
ラブリーなお嬢さんです。
青流星(アオナガレボシ)というだけあって、水色に星の模様の入ったマフラーと、星型のイヤリングやらキーホルダーやらつけてます。次回は、瞳が星型になるカラコンをつけてさらに青流星度をアップしていただきたい。
今回は短い詩をいくつか読む、ということだったんですが、彼女、読む詩をすべてひとつの紙にまとめたりせずに、たくさんの詩の冊子とか本とかをステージ上に持ち込み、ひとつ読み終えるたびに、本を閉じ→次に読む本を探し→読む予定のページをめくる(×7回ぐらい)というおおざっぱな感じが非常に好感をもてました。
あと、ポエムの途中で「あともう少しお付き合いください♪」とかラストポエムの前にはしっかり言葉ズーカ主催者および涅槃スタッフに感謝の気持ちを述べるあたりが、なかなか礼儀正しいっつーかなんつーか、とにかくラブリーなんです。
彼女は外見も雰囲気もヤルこともポエム業界のアイドル的存在じゃないのでしょうか?
彼女をポエドル(ポエムアイドル)として擁立し、ポエム人口増加活動をしてもいいんじゃないすかね?
たまにメイド服とかコスプレさせたら、きっとまた違うファン層ができて、言葉ズーカも超満員になると思いまひた。
3人目は俵町かんたろう氏。
この方は第3部で登場する俵町なんとかバンドのリーダーです。
見た目がほんとにフツーの中年オヤジで、最近ハヤリのチョイワル系でもないところが好印象。しかも、内容が詩じゃない!
花の新婚~のテーマ曲を合いの手に、すんごいしょーもない1発ギャグをいくつかやって、すぐに退場。かっこいいです!
普通持ち時間パツンパツンまでパフォーマンスしちゃう心の弱さというか虚栄心(?)ってあると思うのですが、さっとやってさっと帰るなんて、スバラシイデスヨ!
4番手は宇宙人君。
ウクレレ片手に早口でなんか言う男子。
印象としては、「さよなら人類」のたまっぽい感じかなぁ。見た目は違うケド。
彼のパフォーマンスはあと5回見たら、完全コピーできそうな気がする・・・気がするだけですが。
5番手はISAMU氏です。
言葉ズーカの主催者DEATH!
言い忘れてましたが、彼は20代後半に脳内出血で幾度の手術の後復活したお方。
障害者だからいいとか悪いとかそういうことを言うつもりはありません。
んが、彼のポエムはホントによかった!ただし、内容がどうこうではなく多分彼のポエム絶叫というパフォーマンス全体がよかったんだと思う。
彼がポエムを読み終わったあと、思わず同行人と「ほぅ~」と顔を見合わせました。やはり彼のポエム絶叫パフォは何か人の心を揺さぶるものがあるんでしょう。
ISAMU氏ならきっと渡辺ミサトのマイレボリューションをポエっても、スパのそのまんま川柳をポエってもそれなりに聞かせるんじゃないかなぁ。
トリをつとめるのは、言葉ズーカの司会でもある鈴木陽一レモン氏。
確か2つぐらいポエムを読んだと思うのですが、1つ目はあんまり憶えてません。
2つめのポエムを聞くともなく聞いていたら「バルボラ」という単語が出てきたことに気付く。
バルボラといえば、オープンマイクでなんとかはなびーるさんも使っていた単語。
「バルボラっていう単語はポエマーの好きな単語なんかえ?あらら~、レモン氏かぶっちゃった?」
と最初は思ってたんですが、よくよく聞くと違う!
彼の2つ目のポエムは(恐らく)今日言葉ズーカで登場した方々のポエムのフレーズを取り入れてひとつのポエムにしてたんです!(多分ね。)
本歌取りテク?
それに気付いた時にはちょっと興奮しました。というかワクワクする感じでした。
もしかすると、この手法はすでにレモン氏がしょっちゅうやってるもので、常連からすれば「おいおいまたかい」というものだったのかもしれませんが、少なくとも初心者の私にはとてもよかったです。
第2部で私がよかったと思ったのは最後のISAMU氏とレモン氏の2人だったのでした。
ISAMU氏のポエムが、イスに深く座って「ほほ~う」というため息とともに聞くものだったとすれば、レモン氏のポエムは思わずイスから立ち上がって「おおっ!」と言いたくなるようなものでしたねー。
うーん、続きどうしよう・・・。