心理学ネタ強化月間、多分。
多分このブログをご覧になっている数人の方にしか役にたちません。いや、その数人の人にさえも役に立つような内容は恐らく書かない・・・。
で、今回のテーマはアルバート坊や。
アルバート坊やと言えば、心理学業界において、坊やの中でも一番有名な坊や(他にいないし)。
彼は
行動主義を提唱した
ジョン・ワトソンの被験者でした。
ところで私、ワトソンは結構好きなんすよ。あんま知らないけど。
ワトソンといえば、大学で教鞭をとっていたときに、秘書と不倫をしてしまい、学内スキャンダルになって大学を追われてます(どうもその後、奥さんと離婚し、その秘書と再婚したらしい)。
もうこれだけで、キャーカッコイイ♪なんですけど、その後のワトソンがまたすごい。
大学を辞めたあと、彼は行動主義の論文を執筆しつつも、広告会社に再就職。しかも、広告会社で成功を収めているところがすごい!研究の世界でも、実益の世界でもちゃんと成功するってすごい人だー。秘書と不倫しててもわしゃ許すよ。ウンウン。
そういう豆知識を仕入れたあとで、ワトソンの写真を見ると、ますますかっこよく見えるんですよねぇ。あの鋭い目つきとか、「あー、仕事できそう」って感じです。
で、アルバート坊や。
彼はワトソンの恐怖条件づけの実験台として選ばれた坊や。ワトソンの隠し子といううわさもありますが、たぶんデマじゃないかなぁ。
さてアルバート坊やを被験者にしたワトソンの実験の目的は・・・
「条件づけを利用してアルバート坊やをウサギ恐怖症にしてみお♪」
というものでした。
えーと、めんどっちいので実験割愛しますが、結局ワトソンの実験は成功し、最初はかわいいー♪と寄っていったウサギに対して、アルバート坊やは見事に恐怖を感じるようになりました。
しかも、うさぎどころか、
白くてふわふわしたものならなんでも怖くなってしまいました(
刺激般化)。
確認した例では、ネズミ・コットン・じじぃの白いひげ、などに恐怖を感じるようになったとのことです。
心理学の教科書には大体ここまでのことが(ちゃんとした文章で)書いてあるのですが、ここで気になることがひとつ。
「んで、アルバート坊やはずっとウサギ恐怖のまま人生を送ったの?それってひどくない?」
ということ。
アメリカの教科書などには、「その後ワトソンはアルバート坊やを再度条件づけを用いて、ウサギ恐怖を解除した」とハッピーエンディングで終わっているらしいのですが、実際のところはそうでもないらしいっすね。
どうも、アルバート坊やは実験終了後、どういう理由でか病院に入院したそうです。おそらくワトソンは退院後に恐怖症解除の再実験をするつもりだったのかもしれませんが、いつのまにやらアルバート坊やはその病院からいなくなっていたらしい・・・。
アルバート坊やは大人になってもムートンクッションとかに座れない人生を送ったのかもしれません・・・。
*突然私信
>くーさん
ハンス坊やはいませんが、ハンス少年っつーのはフロイトの症例としているみたいっす。