先日、某所でほげーっと座っていたら、そのすぐ近くに見知らぬ女性が座っておりました。あんまりはっきりその女性を見たわけではないですが、まあ簡単に言うと「いい女」系の女性であったらしい。
で、その女性のところへ、知り合いの若い男の子が挨拶をしに寄ってきました。彼女は異常なほどのスキンシップとともにその男子に今後のアドバイスみたいなものをしていました。
・・・多分、「女性としての自分」にかなり自信があるようなお方です。
ま、それは全然よくってー、
その後、その男子が帰るときに最後に言ったその女子のセリフにびっくりピーマン。
「がんばれ、青少年!」
・・・・
・・・・
・・・・
さぶぅうぅぅぅうぅ!!!!
このセリフを聞いたとき、イスからずっこけそうになりました。今この言葉を入力してるだけで鳥肌が出そうです。言葉に出したくないし、もう書きたくないっす。
どんなにアーバンでメローな「イイ女」でもこのセリフですべてが台無しです。
これが例えば、実は
「がんばれ、性少年!」
とか
「がんばれ、聖☆少年!」
だったらまだいいけど・・・いや、やっぱりそれでもダメダメ!
で、ちょっと考えてみました。
「がんばれ!●●●」という表現そのものは一般的なものであって、この表現自体が寒いわけではありません。
じゃあ、どういう時にサムい表現になるのだろう?
「がんばれ!ニッポン」を例にして考えてみまひた。
「がんばれ!ニッポン」
よくCMとかでも使われてますが、特に違和感はありません。
でも、もし誰かがアラカワシズカに対する励ましとしてアラカワの肩をポンと叩きながら「頑張れ!ニッポン!」と声援を送ったら寒くないっすか?このバヤイは「頑張れ!アラカワ!」か「頑張れ、アラカワさん!」でしょう。
つまり、「頑張れ!+(ある社会的カテゴリ)」の励ましは、その社会的カテゴリの人々全般に向かって使われるときには問題はないのですが、これをその社会的カテゴリに属する特定の個人に対して直接発せられたときにサムくなるのではなかろうか?
じゃあどうして、特定の個人に対しての呼びかけにその個人の社会的カテゴリで呼びかけるとサムくなるのか?ナゾだ。。。
しかも、さらに問題が・・・
例えば、
「頑張れ!お父さん」
「頑張れ!サラリーマン」
など不特定多数のお父さんなりサラリーマンに対して使用されるバヤイは、まあ特にサムさは感じないのですが、
「頑張れ!男の子」
「頑張れ!女の子」
に限って言えば、それが不特定多数の男子集団、女子集団に対して発せられた言葉であってもメッチャサムイ。なぜだ??